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10423(2018/08/15 09:55)Re: グルーピングについて from HIRO
先ず、既製のサコーのハンティング・ライフル銃で、既製装弾の組み合わせで撃った場合の、平均的なグルーピングは、3〜5p程度であることは事実です。

逆に、この組合わせで2cmのグルーピングが出ることは極めて稀で、たまたま量産銃でも1,000丁に1丁は存在するという、伝説のワン・ノブ・サウザンドに当選したか、撃ち方の定まらない初心者の狙点の移動と着弾点の移動が偶然にも打ち消し有って、たまたま小さなグルーピングになることが、これまた宝くじに当たるくらいの確立を持って何度か続いた・・・のどちらかくらいしか考えられません。

前者が初期に2cmにまとまった理由である場合には、ベンチレスト専用ライフル並みにデリケートな伝説のワン・ノブ・サウザンド銃を、ハンティングライフル並みに乱暴に扱った事により、超勿体無くも劣化させてしまったことになります。

そして後者が初期に2cmにまとまった理由である場合には、射手の撃ち方が安定して来たことによって、本来の性能がデーターに顕れるようになったことになります。

以上が私の思い付く理由ですが、このような場合に最も多いのは、マウントベースやリングにガタが出たり、スコープのレティクル調整機構にガタが出たりした場合なので、第一にベースとリングの具合を確認し、異常が無ければスコープを新品に換装してみることは、有用かも知れません。
また、銃床の取り付けの緩みなども、確認しましょう。

以上、ご参考にされて下さい。

10422(2018/08/15 09:25)ステンレス銃身は from HIRO
クロモリ銃身よりも腐食に強いため、熱腐食であるエロージョンが、より進行し難いというデーターは有るようです。

しかし、エロージョンの進行長さと銃身寿命の関係を示す信頼の置けるデーターは存在しないようです。
逆に当店では、過去に3回、エロージョンの進んだ銃身の薬室側を切り落として、ネジと薬室を切り直すという仕事を受注・実施したことが有りますが、残念ながら3度とも精度の向上は見られませんでした。

この事実は、エロージョンの進行と銃身寿命とは無関係である可能性があることを示しているかと思います。

ということなので、発射弾数と耐久性に関して、クロモリよりもステンレスが有利という証明は、下記に示す理由も含めて、誰にも不可能なように思います。

              記
日本でステンレス銃身が流行る理由:

ステンレスとクロモリでは、使用する切削油などに違いが有り、銃身を製造するための総ての機械のそれを、綺麗に入れ替えるのはとても手間が掛かります。
そして、市場にはステンレス銃身の価格はクロモリ銃身の価格よりも高いという、大人の事情が存在します。
これらのために、銃身の製造メーカーは、何処も、新規に導入した設備は、ステンレス銃身の製作に充てて、そろそろガタが出始めた設備をクロモリ銃身製作用にお下がりさせるようにしています。

つまり、ステンレス銃身とクロモリ銃身の両方を製作しているメーカー製の銃身では、ステンレス銃身の方が、必ず加工精度が高くなることになります。
そして、クロモリ銃身を専門に製作しているメーカーは、ステンレス銃身専門メーカーが下取りに出した設備を使う可能性が高く、価格の安いクロモリ銃身用に新品の設備を奢ろうというメーカーが存在する可能性は極めて低いでしょう。

このような理由から、ステンレス銃身はクロモリ銃身よりも良く当たる可能性が極めて高いという事実が生まれますが、日本では更に、クロモリ銃身を黒染めする価格が高価なために、トータル価格ではクロモリ銃身の方がステンレス銃身よりも高くなるという、価格の逆転が発生します。

つまり、日本では、ステンレス銃身は安くて当たる銃身であり、クロモリ銃身は高くて当たらない銃身ということになるため、精度に不満が有るお客様も既存の銃身の寿命が来たお客様も、ほぼ100%が、銃身交換の際には、ステンレス銃身を選ぶようになります。

この結果、日本では必然的にステンレス銃身が流行ることになっています。


話は元に戻りますが、このように、ステンレス銃身とクロモリ銃身の間には、新品の状態にて、グルーピングに格差が有ります。
初期のグルーピングに差が有るもののグルーピングが、ここまで広がった時に寿命と定めて、そうなるまでの発射弾数が求まったとしても、その弾数が多い方が耐久性が有るとする論拠にはならないことになりますから、発射弾数と耐久性に関して、クロモリよりもステンレスが有利という証明は不可能と思われますし、その証明に生涯を掛ける方が顕れることも無さそうに思います。

以上、ご参考にされて下さい。

10421(2018/08/15 09:06)先ず、銃身寿命には from HIRO
エロージョンが何インチに達したらとか、銃身内径が新品時からコンマ何インチ拡大したか、等の実測可能な定義が存在せず、その銃身のご愛用者本人の用途に、間に合わないくらいに、グルーピングが拡大した時点という、極く曖昧かつ人それぞれなものであることを、ご理解下さい。

これを前提にして、338 ラプアの銃身の寿命に関する、信頼の置ける方の残したデーターで、当店に唯一存在するのは、、、

500発ほど使用した338ラプア銃身で、625mの距離にて、蝦夷鹿3頭が食餌中のところに、3発を射掛けて、3頭中2頭を射獲できた。

というお得意様の実績のみです。

そのお得意様は、この時点で銃身を交換されてしまったので、これより弾数が進んだ場合にどうかは不明ですし、距離が700mの場合はどうか?も不明ですが、とりあえず、南さんの用途ならば、500発くらいは保ちそうに思います。

ご参考にされて下さい。

10420(2018/08/14 21:31)ステンレス銃身の寿命について from さんぞく
私の周辺でもステンレス銃身がかなり主流になってきておりますが、
クロームモリブデン銃身とステンレス銃身を比べた場合、エロージョンの進行具合や銅弾に対する耐久性に
どのような違いがあるのか教えていただきたいと思いますが、どなたかよろしくお願いします。

10419(2018/08/14 17:45)338 ラプアの銃身寿命 from
338ラプアの銃身寿命について調べています。
あるサイトでは100発くらいからエロージョンが始まると述べていますし
あるサイトでは2000発程度までは精度が維持できるとあります。

使用実包はラプア社のNaturalis 231grなのですか100発でエロージョンがはじまるとすればハンドロードなどせずに既成装弾のままの方が良いと思いますし、もうすでにゼロイン及び300mまでのデーター取で50発ほど撃っています。
色々ケースがあるでしょうがどの程度の銃身寿命があるものでしょうか?

使用目的は北海道でのシカ猟が主です。
距離的には700m程度が最大距離だと思います。
どなたかご存知の方がおられましたらご教授下さい。

10418(2018/08/13 09:19)グルーピングについて from ちゅうやん
HIRO様
アドバイスありがとうございます。
カラ撃ちをするとフリンチングの癖が露骨に感じられるのでやっています。
今後は気を付けます。

ゼロインについてご教授ください。
ライフルを所持して3年になります。
練習の弾とエゾシカ猟用の弾を分けて撃っています。
練習前にまず数発撃って調子を見るのですが、最近グルーピングがまとまらなくなってきました。
所持した初期のころは前後委託で100mで5発撃って2cmのグルーピングでしたが、最近は3〜5pに広がってしまいました。
行きつけの店に聞いたところ猟用ライフルはこんなものだよと言われましたが、初期に2pにまとまっていたのに腑に落ちません。
普通は熟練度が上がりグルーピングがまとまるか、維持するようなものだとおもうのですが。
猟では問題ないでしょうが、やはり当たらないと気持ち悪いのでを委託でグルーピングをまとめる方法をご教授ください。

現在の状況は下記のとおりです。
サコーM85 ステン銃身 30-06
3年前に新銃購入 使用500発くらい
スコープ:ツァイス2-8倍 新品をライフルと同時購入
北海道:タングステン装弾180gr 練習:フェデラル鉛弾180gr
前コールドウェルザロックJr 後:リアサポートバック

射台は射場据え置きの木製、ガタツキがないか確認し、撃つ際には腕や足が触れないように気を付けています。
連続して撃つと銃身が熱くなるので5発30分くらいで冷ましながら撃っています。
撃つ瞬間に力んで動かないようにリコイルパッドにはあまり肩を当てずに軽く触れるようにしています。
掃除は射撃ごとに行い、ブッチボアシャインを使っています。

さて私が考えるまとまらない理由は、
1 自分がへたくそ! 知らない間に変な癖がついてしまった
2 スコープが不調 1クリック調整なのに着弾が4pも移動したような気がする
既成装弾を使っているので弾の問題ではないようと思います。
けっこう気を使ってるつもりなのですが、何が悪いのでしょうか?

10417(2018/08/12 19:24)排莢しないでコッキングだけし直せば from kana
排莢によるダメージはなくなるのでは。

10416(2018/08/12 10:16)戻す時に from HIRO
固いのが直線工程(ノブを前進の時)で、原因がネックのゆがみだけでしたら、コンマ数ミリの真鍮の板を、鋼材で成型している状態ですから、擦り傷くらいは入っても、薬室寸法にまでは影響しないと思います。
もちろん、擦り傷だって何万回もになれば、寸法も変わるでしょうが、発射弾数の数倍程度の回数ならば、薬室変形よりも銃身寿命の方が先に来るでしょう。
今後は気を付けるようにすれば、問題は無いと思います。
ただし、原因が、薬莢の落ちた場所にある砂埃の類いである場合には、砂埃の研磨能力は結構高いので、委託で撃って、用途に必要な命中精度が出ていないようならば、銃身の交換が必要です。

また、戻す時に固いのが、閉鎖工程(ノブを下に降ろす時)の場合には、原因はネックの変形ではなく、薬莢そのもののショルダーが薬室寸法よりも前進している=圧力の高過ぎが固い原因の可能性が大きいです。
同じ薬量でも、射撃競技のように連続して撃つ場合には、薬室の温度が高くなるので、圧力過多になり易いです。
この場合には、薬室だけでなく、銃本体そのものの至るところに負担を掛けていますから、薬量を減らすことをお奨めします。

なお、お使いの銃身が特注のタイトネック薬室で、薬莢もそれに合わせてネックを加工したものである場合には、ネックの変形した薬莢は、再利用そのものが禁忌になります。
この場合には、エジェクターを取り除いて、排莢の際には、空薬莢を飛ばさずに、指で丁寧に取り出して、装弾ケースに直に戻すのがセオリーでしょう。

以上、ご参考にされて下さい。

10415(2018/08/12 08:54)ネックの歪み from kanaya
ネック部分の歪と薬室の関係はHIROさんの専門分野ですね。
小生の場合はネックのヒビ割れには注意しておりましたが、形状の変化には無頓着でした。
希なカラ撃ちは、模擬弾かFL済みの薬莢を用いております。

10414(2018/08/11 22:43)カラ撃ちについて from ちゅうやん
射場での精神集中のため射撃前にカラ撃ちをしています。
撃ち終わった薬莢をボルトを引いて廃莢し、そのまま拾って薬室に詰めて撃っているだけですが。
本番撃ってからカラ撃ち数回やって、また本番という感じです。
ボルトを戻す際にやたら固いのがあるな思ってましたが、理由がわかりました。
廃莢した際に薬莢のネック部分が歪んでいたのです。
ネックのゆがみに気付かずに結構な数をカラ撃ちしてしまいました。
後から気になったのですが、薬室に無理に押し込んだダメージはないのでしょうか?
よくよく考えると薬室はデリケートな部分なので、ちょっと心配です。

10413(2018/07/17 21:18)ウィンチェスターM70スーパーG売ります from gens
新型(2015年購入)口径270 旧型ストック付(20年くらい前の物か?トラ模様)トリガーは新設計 発射数約五百発ほど 価格相談
連絡はmail n6108@za.ztv.ne.jpまで。

10412(2018/07/04 07:51)悩みも欲望もつきず from kanaya
小生も、所持を始めて20年を過ぎてしまいましたが、未だ悩みも欲望も尽きずにおります。
悩み事もまた楽しからずや・・・、と万年金欠病のなか煩悩と戦う日々を過ごしております。
そう言いながら、お試しと称して毎年数点のオモチャ?を買い入れてしまいます。

10411(2018/07/03 21:13)加工 from AKB84
下手に加工せず、やはり銃を新調した方がいいのですかね。
ありがとうございます。

10410(2018/07/03 10:00)精度については from HIRO
カットを依頼する店の腕前次第でしょう。

ただ、精度はあまり変わらない店で短くしても、威力は銃身が短くなった分だけ確実に落ちますから、それでなくても12番より威力の無い20番の威力を更に落とすことが、猟果に影響しないか?の方が心配かと思います。

ご参考まで。

10409(2018/07/03 07:24)どうなんでしょう? from kanaya
折角散弾銃の中でも、精度のあるmssをお持ちですので猟には、ご所望のスラッグ銃身仕様の
銃をお求めになってはいかがでしょうか・・・??勿体ないと思いますが・・・
散弾銃の固定バレル交換や短銃身化の評価は、専門家のHIROさんにお願いいたします。
                              kanaya拝

10408(2018/07/02 23:49)スラッグ銃身を短くしたい from AKB84
こんにちわ。
現在、mss-20(固定バレル)を所持しているのですが
単独猟で使う際、どうしても銃身が長すぎるのが欠点です。
現在の26インチを22〜24インチ位に短くカットしたいと思っているのですが
命中精度ガタ落ちしますでしょうか?
個人的には内地猟なので、100m先も狙わないので取り回しをよくしたいと悩んでます。

10407(2018/06/14 13:06)ジッポーオイル from
kanayaさん
なるほど、袋でシャカシャカですね、やってみます。
ありがとうございました。

10406(2018/06/13 04:58)ジッポーオイル from kanaya
南さんへ
小生の場合は、時折たっぷりのジッポーオイルを入れた袋で洗って、元へ戻してお仕舞いです。
ジュエルもチムニーも、雨・雪・霙・炎天下で年中背負って勢子していますが故障なしです。
でも、洗って見ると、細かいゴミ(砂・木くず・?)が認められます。
年数回は、射場でスキルチェックしておりますが、その時もハンティング仕様のままです。・・ズボラ
一時は引き金の重さを専用品で計っておりましたが、いつの頃か後輩に譲ってしまって・・小物用デジタル計り
射撃場では、普段使いの猟用装弾、姿勢は猟場と同じ立射のみで挑んでおります。動的はやりませんです。
動的に興じた後、猟場でスランプに陥りましたので・・・・未熟です。
よそ様と競うわけでなく。記録を狙うわけでなく。悪い癖の洗い出しの場としております。
ところが、HIROさんの銃身に助けられて、小生の未熟なスキルがそれなりに写っているらしい??
困ったものです。どう考えても、多分にリップサービスか誤解でしょうが・・・・
いい加減なことで、お恥ずかしいかぎりです。

10405(2018/06/13 02:33)レスありがとうございます from
kanayaさんHIROさんレスありがとうございます。

HIROさんのおっしゃるようにいじり壊す前に諦めます。

kanayaさん過去ログの番号ありがとうございました、見逃していた書き込みがあり参考になりました。

 >ジュエルトリガーとチムニートリガーを使っておりますが、洗浄程度はやりましたが
ジュエルの他にチムニーのトリガーもあるのですが、洗浄はやはりジッポーオイルでされたのでしょうか?宜しければご教授ください。

10404(2018/06/12 16:54)ご参考まで from kanaya
南さまへ
2870,2871
5772,6137,6139,6148
9120,9122,9123,9124,10088,10091

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